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2019年07月アーカイブ

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993 バキュームダイヤフラム破れます

CIMG1684.jpg

このバキュームダイヤフラム、作動してないことあります。

エンジン負圧を利用してロッドを動かしてるんです。

 

 

 

sasasaa.jpg

どこに使われてるかというと、エンジンルーム、ヒーター補助ファンの

エアダクト途中にあります

1996年、97年、バリオラム付きエンジン画像

 

 

 

CIMG8952.jpg

切断して分解してみますと

 

 

CIMG8954.jpg

ゴムのダイヤフラム(膜)が破れてますね

こうなると負圧が逃げてしまい、ロッドは作動しません。

 

 

 

 

soaosmaosa.jpg

ちなみに、エンジンルームのヒーター補助ファンは、冬場のヒーターに

作用するだけでなく、エンジン止めた後にもエンジンを冷やす役目もあります

(エンジンが回ってるときでも、作動して冷やす為の働きをしてますよ)
 

993乗りの方は、エンジン止めて駐車したあとに、エンジンルームで

ファンが回るのを知ってるはずです。

けっこう回るのでバッテリー弱らないか心配する人も居るでしょう。

(964も同じように回る機能があるんですが993とは設定温度が違うので

ほとんど回るところを見れないですねぇ)

 

 

 

 

 

ssssasa.jpg

で、さっきのダイヤフラムが破れてると、駐車後にファンが回っても

エアの経路を切りかえれなくて、エンジン上部の熱い空気を吸って、

送ることになります。

結果的になかなか冷えず、いつまでもファンが回ってて

バッテリーが気になってしまうことになるんです。

 

 

 

 

aokkhush.jpg

バキュームダイヤフラムが正常だと、経路を切り替えることで

外部の冷たい空気を取り入れて送ることが出来るので

それだけ早くエンジンを冷やせて、ファンの回り時間も短縮できるんです。

実際に、交換することで時間短縮を体感されたオーナーさんいます。

 

 

 

 

Porsche-993-Engine-Bay.jpg


この風景は 1995年の993エンジン

バリオラムは付いてませんが、さっきのフラップ切り替え装置は付いてます。

 

 

 

68767.jpg

1994年 993エンジンは切り替え装置は付いてません。

 

 

 

P6025827.jpg

バリオラムエンジンになると、4箇所にバキュームダイヤフラムが付いてます、

どれも壊れる可能性があるので悲しいですね。
 

by zako

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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