FROSCH BLOG

2017年07月アーカイブ

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ツインプラグの奇妙なトラブル

      

 

 964のツインプラグのシステムの簡易チェックを動画で見てもらいました。

エンジンがストップすることは異常です。

不思議ですが、タイミングライトで見る限り両方の系統ともスパークはしてます。

しかし、エンジンに点火できるほどでもなく、まばらに通電してるような様子でしたね。

 


 

 CIMG2787.jpg

ごらんのように964は2系統の点火系がありそれぞれ6本ずつ独立はしてます。

12本のプラグはありますが、片側システム停止しても6本で回ります。

気がつかずに乗ってる人がいるぐらいで、

普通程度ならエンジン回ってて走ることは出来ますね。


過去の整備日誌にもこんな事例が・・・・↓

 http://www.frosch911.jp/2010/07/-porsche964-107.html

 

 

 

 

 CIMG2782.jpg

動画でわかるように、手前側(左側)の点火コイルが悪くなってました。

右のイグナイタのコネクター抜くとエンストしました。

つまり左側の点火系は働いてないってことなんですよ。

 

 

 

 

 

 CIMG2390a.jpg

いつかは不明ですが、コイルは過去に2個とも交換されてますね。

新車時は黒いコイルです、シルバーのコイルは後から供給された証拠です。

それがまた悪さしてるんです。

コイル単品の抵抗値を計っても、異常な数値ではありませんでした;;

困ったものです。

 

 

 


 

 R930602015AX.jpg

ちなみに、964のツインプラグのデスビは、シャフトは1本ですが

双子のようなタイプになってます。

中のベルトでお隣さんを回してます。

 

 

 

 

70年代までのポルシェのツインプラグは、こんな巨大なデスビキャップ1個で

12本の火花を分配するタイプでした。

「レーシングカーは凄いでしょ!」  感は十分あります^^

 

 

 

 

 _DSC01801348537757 (1).jpg

このツインプラグエンジン

なんか憧れちゃう風景なんですよね~

by zako

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

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