FROSCH BLOG

2016年07月アーカイブ

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964 謎のボール

 

                   

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964のエンジン周り

エンジン降ろして各所チェック

ガスケットやパッキンなどの交換、タペット調整を行います。

 

 

 

 

 

 

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911専用エンジン台に載せると グルグル回って豚の丸焼き状態に。

整備性がよくなります。

 

 

 

 

 

 

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受け皿には流れたオイルに加えて古いパッキンシールや

エンジンに乗ってたゴミが溜まるようになってます。

 

 

 

 

 

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その受け皿をチェックしてたらこんな物が落ちてました。

金属のボール。

ベアリングの球の1個のような。

これはゴミではありません。

エンジンにひっかかってたボールが落ちてきたのです。

 

 

 

 

 

 

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何かわからない!って捨てるのはダメ。

実はちゃんとパーツとして使われるものなのです。

過去の整備で付け忘れたのでしょうね。

 

 

 

 

 

 

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問題です。

このボールはどこに使われてるでしょうか?

 

 

 

 

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この辺かな~

 

 

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こっち側かな~

 

 

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ヒント。

ここから見える箇所ですよ。

 

 

 

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ここです!

 

 

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ズーム。

この場所です。

場所はわかったけど、どこにどう付ける?

 

 

 

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ボールの居場所。

さっきのキャップを外しましょう。

ここは、燃圧を計るゲージを付ける場所なんです。

 

 

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そのキャップの中にあるはずのボールが無い。

入れ忘れたと言うより、キャップを外したときに転がり落ちて、

入ってるのを知らずにキャップを付けたのでしょう。

それがエンジンの上に落ちてひっかかってたのですね。

 

 

 

 

 

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謎のボールを元の位置に戻します。

シールの役目をしてますからね。

 

 

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落ちないようにそっと蓋を閉めましょう、。

 

 

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まさかこんな所にボールが入ってるとはね。でしょうか。

今まで燃料漏れ起こさなくて幸いでした。

だから気づかれずにいたのですね。

 

 

 

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あとは綺麗になったエンジンを載せるだけです。

by zako

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 

フロッシュGO

  

     

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フロッシュGO!

日曜日、暑い中たくさん来店いただいてます。

巷ではポケモンGOで盛り上がってますが

フロッシュGO はポルシェで盛り上がってます。

 

 

 

 

 

 

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お父さんはポルシェのオイル交換

 

 

 

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待ってる間の子供たちは用水路にて

ポケモンならぬザリガニゲットだぜ!

 

 

 

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カエルゲットだぜ!

魚、エビ、あめんぼう、バッタ、こおろぎ、いろいろゲットだぜ!

 

 

 

 

 

 

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クワガタきたーー!

レアな昆虫ゲットだぜ!

 

 

 

 

 

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立派なミヤマクワガタ

何でも生息してるフロッシュなのです。

ゲームもいいけど、子供たちのこんな姿もいいですよね。

昔懐かしくなります。

「昆虫ゼリー買わないと!」だって。

僕らの頃はスイカの皮で十分だったのになー。

 

 

 

 

 

 

 

 

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フロッシュのポケモン犬はコテージでリゾートしてます 笑

暑い夏です。みなさんご自愛ください。

by zako

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 

964 ティプトロ警告灯の怪

   

       

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964のティプトロの不具合に出会いました。

なかなか丈夫で有名なTIP なので、不思議な気持ちで診断です。

 

 

 

 

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ティプトロの不具合は時計の中の警告灯で知らせます。

警告灯が点灯すると、フェールセーフが働き3速固定になりまして

走るのが精一杯な状態になってしまいます。

 

 

 

 

 

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警告灯が付いたら、まずは診断機。

ところが故障はなし」

いったいどうしたことでしょう?

故障してるとは言うけど、故障は無しよって。

なんて意地悪な。

 

 

 

 

 

 

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こうなると、現状をモニターして数値や作動などを観察するしかありません。

簡単内容ではありますが、何項目かは上記のように診ることができます。

実際はトラブルの少ないTIPをこうして診る事はあまりありません。

 

 

 

 

 

 

 

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その中で、こんな項目に気が付きました。

調整圧力0.0bar

ティプの装置の中で、圧力を検出するセンサーは付いてません。

なのにbar という単位で表示?

 

 

 

 

 

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実は、時々警告灯が消えて、正常に戻るときがあるのです。

その瞬間は、この調整圧力が0.33barと示されます。

しかもアクセル踏むと数値が変動します。

と言う事は、警告灯付いてるときは0.0bar で異常と言えますね

ティプトロ自体に圧力センサーが無いとなると、

何かそう示すために利用してるものがあるな?

それは何かと考えたら・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ティプのコンピューターとエンジンのコンピューターはお隣さん。

エンジンコンピューターはMTもAT車も同じものです。

ティプのコンピューターが横に追加されてるだけです。

 

 

 

 

 

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配線図では、エンジンコンピューターから LOAD SIGNAL

ATコンピューターに送ってることが判明。

ちなみに、エンジンスピードと点火時期も共有してるようです。

 

 

 

 

 

 

 

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LOAD SIGNAL、負荷信号はエンジンコンピューターのモニターでは

数値がちゃんと出てます。

しかし、エンジンCUからティプCUにはそれが送れてない。

 なのでティプの情報では、

負荷信号を元にした調整圧力が0.0bar 表記なんでしょうね。

  (当然、 配線&端子の接触不良、断線はチェック済み)

 

 

 

 

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と言う事で、ティプの警告灯を点灯させ、

でもティプは壊れてないので故障はゼロと表示させて

大事な信号を出せなくなった エンジンコンピューターを修理することになりました。

新品は45万円とのこと、それはあまりにあんまりなので

修理してもらって半額以下で直します。

(壊れ方、直し方で金額はさまざま)

by zako

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘッドライトリムあれこれ

 

              

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911のヘッドライトリムカバーご存知?

70年代後半から、ボディー同色カラーに塗られたカバーが装着されてます。

 

 

 

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カバーを外すと、ライト光軸調整ネジが出てきます。

車検時などはライト調整するのにこのカバー外さないといけませんね。

ヘッドライトリムはメッキ以降、半つや消しブラックに塗装されたのが全車標準です。


 

 

 

 

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リムカバーは下のネジ1本で固定。

 

 

 

 

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半つや消しライトリムをメッキタイプに交換するキットが

海外で販売されてます。

70年代前半モデルのようなメッキライトリムに変身しますよ。

 

 

 

 

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メッキリム&ネジキット

けっこう綺麗なメッキ仕上げ。

交換するにはヘッドライト全バラシが必要です。

 

 

 

 

 

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こうするとちょっとクラシカルな雰囲気出てきますよねー。

 

 

 

 

 

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同色リムカバーを上からかぶせると元通りに。

気分によって装着しようかな?とオーナーさん。

そのために痛んだ塗装をやりなおしてくださいと依頼受けました。

グランプリホワイトの塗装面に細かいひび割れが出てきてましたので。

 

 

 

 

 

 

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ひび割れた塗装は全剥離しないといけません。

剥離してみると綺麗なゴールドの下地が・・・・・・

真鍮製でしたね。

 

 

 

 

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ぴかぴかにバフかけたら純金リムカバーになりそうな感じ。

ちなみにスチール製もあります。

磁石に付くか付かないかで判断できますよ。

 

 

 

 

 

 

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純金リムもあり?なし?


なし!、と言う事で塗装することに決まり。

塗装屋さんにお願いすると面白いジグを用意してました。

 

 

 

 

 

 

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ヘッドライトリムカバー塗装用、

リムカバー乗せ台~ (ドラえもん風に)

外してあったイエローリムカバーを試しに装着してみました。

 

 

 

 

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リムカバーのネジ穴を利用してぶら下げると、どうしてもブラブラするし

肝心のボディー上面になる側が下になって塗りにくいし

なんか気分がわるいと言う事で、なるべく車体装着状態に近い角度で

固定して塗れるようにしたかったらしい。

 

 

 

 

 

 

 

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これで納得いく塗りができるんだそうな。

何事もいい仕事しようとすると、ひと手間がかかるんですよね。

そんなにリムばっかり塗る仕事は無いでしょうけど、

必要なときに無いと困るという物です。

 



 

 

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リムカバーの裏もツルピカ仕様

案外内側は適当な塗りで終わってるのですが

お客さんが気分によって脱着するであろうとの話をしたので

裏がいい加減な仕上げでは恥ずかしいと。
 

最初に裏を塗って乾かして、マスキングして

あの専用台に乗せて表を仕上げ塗装することで、

両面ツルピカ仕様になるということなのね。

ご苦労様でございます。

by zako

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 

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