FROSCH BLOG

2016年01月アーカイブ

1

リアル キャブの詰まり体験

 

           PB306261.jpg

 

旧車の燃料空気混合装置のキャブレター

キャブ特有の不調があります。


アイドリングや低速域でエンジン不調、パワー感無く、振動も大きい

ある程度アクセル踏んでいくと通常通りに回って走り、異常を感じなくなる

つまりスロー領域だけ具合が悪い。

 

 

 

 

PC056880.jpg

アイドリングで不調だと、全気筒爆発してない可能性大です

一発死んでると表現します。

排気管の温度を測ってみましょう。

ちゃんと燃えてると高温になってます。

 

 

 

 

 

PC056878.jpg

逆に燃えてないと低温のままです。
 

燃えてない原因のトップは、プラグの不良

火花が飛ば無いので燃えない。

 

 

 

 PB306262.jpg

 だけどプラグが原因だと、アイドルも低速も高速も不調のままのはず。

キャブレターのスロー領域だけ爆発しないってことはまずありません。

 

 

 

 

 

CIMG9352.jpg

では、「よい混合気を」を作り出してるキャブレターを疑います。

アイドル領域の制御を担ってるジェット

ソレックスでは「パイロットジェット」と呼びます

 

 

 

 

CIMG9351.jpg

よく観察してみると、燃えない気筒のパイロットジェットの穴が詰まってます

ガソリン不純物の固形物?のようなものが。

これでは燃料が供給されないので燃えなくて当然ですね。

 

 

 

 

CIMG5753.jpg

こちらは同じ症状の911のウェーバー

ウェーバーでは「アイドルジェット」と呼びます。

 

 

 

CIMG5742.jpg

キャブメーカーによってパーツの呼び名も形状も違います。

ちなみにキャブメーカーは

ソレックスはフランスメーカー

ウェーバーはイタリア

ゼニスはイギリス

となっております。

 

 

 

CIMG5745.jpg

こちらも琥珀色した物体が詰まっておりました。

よくキャブが詰まるといいますが、

これがリアルなキャブの詰まりなのでした。

 

 

 

CIMG5749.jpg

綺麗に掃除しましたよ。

たったこれだけで嘘のように調子よくなります。

 

 

 

PC026567.jpg

細い通路の集合体のキャブレター

電子制御のようなオールマイティな走りとはいきませんが、

今日の調子は?と会話をしながら走る

そんなキャブ車の乗り味も良いものです。

by zako

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 

 

固着の季節?

 

     

CIMG4494.jpg

今日は一日通して氷点下という珍しい日になりました。

洗車してる途中から凍るし、ハチの水飲みバケツはすぐに表面に

氷が張ってしまいます。
 

気温には関係は無いでしょうが燃料ポンプが固着してる修理が頻発です。

 

 

 

 

 

P5120636.jpg

あれこれ試してみるものの、全く回る気配が無いポンプは交換します。

一時的に回復しても、再度固着する場合が多いですしね。

 

 

 

CIMG4512.jpg

旧ポンプを分解してみましょう。

基本的に非分解品なので、開けたら終わりですが、

中には直して再使用する人も・・・・?

DIY、自己責任ならやってもいいかもしれませんが、

費用対効果・耐久性信頼性は疑問です。

 

 

 

 

CIMG4516.jpg

内部はモーター部とポンプ部に分類されます。

ローラーベーンタイプのポンプ構造。

 

 

 

CIMG4520.jpg

回転部分に錆と粘着物質が。

精密なクリアランスの部分にこれだけ堆積すると

ちょっとやそっとじゃポンプは回りませんね。

 

 

 

 

 

CIMG4530a.jpg

一度こうなると汚れを溶かして除去も難しいし、もう綺麗にはならないでしょう。

乗る機会の少なくなったクルマも、時々ポンプ回してエンジンかけてあげないと

こうなってしまうので注意しましょう。

by zako

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 

こんなブレーキ効きません

           

ブレーキチェックしてたら、ローターの接触面が変になってました

本来ブレーキパッドが当たって磨かれた面は光ってるのですが

一部錆があり、削れてません。

 

 

 

CIMG8796.jpg

外して、裏を見てみるともっと悲惨な状態に・・・・・

全面にわたってパッドが当たる面は綺麗に研磨状態なのはずですが

ほどんと接触せずに錆びてます。

これでは正常な制動力は得られませんね。

 

 

 

 

CIMG8774.jpg

パッド自身も錆のような?劣化で、もろくなってます。

ブレーキ踏めば、パッドが押し付けられて

勝手に全面当たって削れそうなイメージですが、実際は逆にどんどん当たらなく

なって行くようですね。 錆の進行力のほうが強いのでしょう。

 キャリパーピストンの動きも要チェックですよ。

 

 

CIMG8775.jpg

ローター&パッド交換しか方法ないですね。

何倍も効く感じになることでしょう。

 

 

 

 

 

 12553051_491165961091951_2822974823439447980_n.jpg
(Tさんより画像拝借)

 

気が付いたら フロッシュ4周年過ぎてました。

つい前日オープンしたような気持ちですが、もう4年もたちましたか・・・・

そりゃ歳もとりますよね、

今のうちに好きなことして楽しまないと!

今年は申年で年男。

元気なおじさまたちに負けないよう、どんどん頑張ります。

これからもみなさんに感謝しつつ、ポルシェ街道突き進みますね^^

by zako

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 

 

911のマグネシウム製カバーのトラブル

 

       

CIMG9541.jpg

911は昔からマグネシウム素材のパーツを多用してます。

特に77年までのクルマにはたくさん使われており、カムカバー、チェーンケース、

クランクケースからミッションケースまでありとあらゆるパーツを

マグネシウムで作ってます。

軽量化に徹する恐ろしい会社です、ポルシェ。

 

 

 

CIMG9505.jpg

エンジン上部のカムカバー付近のオイル漏れ修理

 

 

CIMG9499.jpg

マグ製カムカバーからの漏れと判断

 

 

CIMG9503.jpg

ガスケットの一部からオイルがリーク

 

 

CIMG9500.jpg

カバー側にもガスケットが密着してない箇所あり

熱で歪んだり反ったりするトラブルはお約束なマグ製品です。

ちなみにカムカバー、78年SCからはアルミ製カバーに変更されてましたが

964でまたマグネシウムが復活してちょくちょく問題起こします。

993では樹脂製品に変わりましたとさ。

 

 

 

 

CIMG9s506.jpg

定盤の上でコシコシ面研磨するも、熱で歪んだカバーはなかなか修正できません。

銀色に光った箇所は面当たりしてますが、そうでない左右の端は

かなり削っても当たりが出ません。

綺麗に当たるまでしつこく面研磨しましょう。

 

 

 

CIMG9509.jpg

たくさんマグの粉が出たので燃やしてみようじゃあ~りませんか。

よく燃えると定評のあるマグはどんな感じに燃えるのか?

ボワッ!と一気燃え?

爆発したりして?

 

 

 

 

CIMG9520.jpg

花火みたいに綺麗にパチパチパチと燃えるだけでした。

ちょっと期待はずれ。

by zako

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 
 

平成28年 謹賀新年

 

  nenga.jpg

 


新年 あけましておめでとうございます

本年もよろしくお願い申し上げます

2016年 本日より営業開始です

はりきって行きましょう!

 

 

2016年 クラシックポルシェカレンダー プレゼント

CIMG3502.jpg

当選番号の発表です。

年賀ハガキ右下の番号下4ケタを利用させていただきまして

1801

1818

4649

6821

6838

 

以上5名の方当選です。おめでとうございます。

自己申告でフロッシュまでお知らせくださいませ!

一応2月4日締め切りとしておきますね。

当選者現われなかったら来年の景品にしちゃいますよ~^^

by zako

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

カレンダー < >

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最新ブログ記事

記事カテゴリ

月別アーカイブ

ブログ内検索