リアル キャブの詰まり体験
旧車の燃料空気混合装置のキャブレター ある程度アクセル踏んでいくと通常通りに回って走り、異常を感じなくなる つまりスロー領域だけ具合が悪い。
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アイドリングで不調だと、全気筒爆発してない可能性大です 一発死んでると表現します。 排気管の温度を測ってみましょう。 ちゃんと燃えてると高温になってます。
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逆に燃えてないと低温のままです。 燃えてない原因のトップは、プラグの不良 火花が飛ば無いので燃えない。
だけどプラグが原因だと、アイドルも低速も高速も不調のままのはず。 キャブレターのスロー領域だけ爆発しないってことはまずありません。
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では、「よい混合気を」を作り出してるキャブレターを疑います。 アイドル領域の制御を担ってるジェット ソレックスでは「パイロットジェット」と呼びます
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よく観察してみると、燃えない気筒のパイロットジェットの穴が詰まってます ガソリン不純物の固形物?のようなものが。 これでは燃料が供給されないので燃えなくて当然ですね。
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こちらは同じ症状の911のウェーバー ウェーバーでは「アイドルジェット」と呼びます。
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キャブメーカーによってパーツの呼び名も形状も違います。 ちなみにキャブメーカーは ソレックスはフランスメーカー ウェーバーはイタリア ゼニスはイギリス となっております。
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こちらも琥珀色した物体が詰まっておりました。 よくキャブが詰まるといいますが、 これがリアルなキャブの詰まりなのでした。
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綺麗に掃除しましたよ。 たったこれだけで嘘のように調子よくなります。
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細い通路の集合体のキャブレター 電子制御のようなオールマイティな走りとはいきませんが、 今日の調子は?と会話をしながら走る そんなキャブ車の乗り味も良いものです。 by zako
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