993カップカー タペット調整


珍しい作業を久々に行いました。 993カップカーのバルブクリアランス調整です。 俗に言うタペット調整ってやつですね。
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よく知ってる人だと疑問に思うはず。 993って油圧タペットだから、調整なんて必要ないのでは? そうですよねー、本来は油圧パーツを使っててメンテナンスフリーです。 しかし、993CUPカー そこはやはりレーシングカーと言う事で、調整必要なのでした。
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これはノーマル993のロッカーアーム回り 特徴は、調整ネジの無い先端部、中に小さなラッシュアジャスターというパーツが 組み込まれてます。 ↓ ![]()
993だけこの構造です。
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964まではこのようなタイプ アーム先端の調整ネジでクリアランス調整します。 ある意味、メンテしやすいですね。 バルブクリアランス、0.10mmにあわせます。
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カップカーのクリアランス調整はバルブステムの頭にかぶってるこの部分。
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キャップタイプの隙間合わせシムです。 このシムの厚みを変えて隙間を適正にします。 資料によると Intake 0.10~0.12 mm exhaust 0.15~0.17 mm
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シムの厚さはさまざま マイクロメーター使います。
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よく見ると、数字が書いてますね。 2.05 mm 磨耗したり、調整するのに研磨してあったりするので、測定は必要です。
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レーシングロッカーとノーマルの比較。 レーシングパーツって美しい。
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993 CUPカー、レーシングロッカーアーム 1個だけ展示してるので、また来店時 手にしてみてください。 by zako
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