FROSCH BLOG

2014年03月アーカイブ

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改良部品、対策部品、後期型部品

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何万点と使われてる部品も、そのつど改良、改善、対策、変更されていくものです。

そんな場面があったので報告を。

996のMTで、クラッチを踏むと、ペダル ~ クラッチまでの動作部分で、

ギリギリ、カリカリといった異音&ペダルへの体感がありました。

クラッチのディスクやカバーは最近交換されてるようなので、

その他の部分と考えられます。

 

 

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一番疑わしいのが、このレリーズシリンダー 

ペダルからの油圧を受けて、この油圧シリンダーが働き、

クラッチを切るように動きます。

このシリンダーは、かなり品番変更されていて、わかるだけでも7回変わってます。

日々改良、対策が行われてるようです。

現在は996,997の共通部品で、996品番から、997品番になってますね。

 

 

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変更点でわかりやすいのは、プッシュロッドの先端です。

金属から樹脂製になり、径も太くなってます。

初期型金属製は、先端が偏磨耗してました。
 

 

 

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さっきのプッシュロッドの先端が押す場所は

このレリーズレバー力点になる穴ぼこです。

金属同士なので、磨耗しますし錆びてしまい、異音を発生させますね。 

 

 

 

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すいません、レリーズレバーと言っても??ですよね。

クラッチの中にあり、作用点でクラッチベアリングを動かします。

(ベアリングは画像中央の銀色に丸く見えるパーツです)

996からは、プッシュタイプのベアリングに変わりました。

ベアリングを油圧で押して、クラッチカバーに押し当てます。

993まではプルタイプ、引っ張りタイプでした。


 

 

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スリッパみたいに並べてるのがレリーズレバーです。

その下に並ぶのが付属品で、改善前、改善後が並んでます。

 

 

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改善前のレバーの支点になる箇所です。

かなり磨り減り磨耗して、ピカピカに光ってます。

受け側は黒い樹脂製ですが、金属のレバーの接触面を磨耗させてしまいます。

光ってる部分の間の、丸いくぼみに注目!

 

 

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さっきのレバーの丸いくぼみの部分が、合わさる付近のポッチリ画像です。

ミッションケースにねじ込まれてます。

レバーの穴ぼこに一致するような格好&サイズをしてますが、

実際は合わさらず、役に立ってないパーツです。

なぜ、ここに付いてるかは??です。

 

 

 

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さっきのポッチの新旧対決

短い旧型に比べて、新型は長くなってます。

なぜかと言いますと、

 

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レバー側の新旧対決でわかります。

左の新型レバーには、穴ぼこだけになってるのわかりますか?

旧型の磨耗する2点支持の受けをやめて、

新型は、穴ぼこでさっきの長くなったポッチで受けて、支点にするように

改善されてるのでした。

 

 

 

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こうして、改良してあるパーツを組み込むことで、

ひとまず、異音や違和感は改善されるのでした。

めでたしめでたし。

by zako

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 

 

911生誕50周年記念BOOK 

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ポルシェ社より 「911生誕50周年記念Book」が発売されました。

911× 911 なんてネーミングがされてます。 架けたら829921になりましたが・・・・

 

 

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中は見たことある写真や、見たこと無い写真で色とりどりに飾られてます。

911の各年式、全てが網羅されてますね。

すごくお洒落な写真と簡単な説明があります。

記念ですから、是非1冊は手元に置いておくべきだと思いますよ。

FROSCH店頭でも販売していますので。

 

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なんとこの本、1000ページもありまして、ずっしりきます。

百科事典か漬物石かと思うほどです。

見ごたえ十分!

 

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表紙裏はお洒落な千鳥格子柄

日本調な呼び名で千鳥格子と言ってますが、

でもこれは、イギリスの昔からある伝統的なチェックの一種だそうですね。

犬の牙 ハウンドトゥースチェックと言うそうです。

 

 

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ポルシェは歴代、お洒落なチェック柄を内装生地に使ってました。

今でこそ、本皮張りの単色シートがほとんどですが、

時々、柄を使ったシートを見ます。

911の50周年記念限定車の 「50thアニバーサリーエディション」のシート柄は

まさに、千鳥格子を使ってるんですねー。

 

 

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生誕40周年を迎える 930の記念集会 930Reunion 

4月27日にフロッシュ横のフロッシュ広場であります。

お店は通常通りオープンしてますので、時間がある方は、

930に限らず、お祝いに来てください。

 

http://minkara.carview.co.jp/smart/userid/484880/blog/32340329/

by zako

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 

 

第二回 フロッシュカート 超楽しかった^^

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第二回 松本先生杯 フロッシュカート大会 

大盛況のうちに終了しました!

おっちゃん17人、おねえさん3人の 20人で走りまくりました。

 

 

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2回目の参加の人も多く、タイムも前回より早くなって、それなりになって来ましたよ。

コソ練した人も、前回チャンピオンも、こんなはずじゃ無かった人も、

25年ぶりの人も、ヘルメット買った人も、手ぶらで参加の人も、

なんとなくだけど、ハンドリングやアクセルワークで

クルマを操る楽しさがわかってきて、みんな楽しめたようです。

 

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4人チームの 5班に分かれての耐久レース

今回もいろんなドラマがありました。
 

練習走行2周目で、すでに吐きそうになった人いましたね~。
 

デッドヒートの末、激しくクラッシュして2台が乗り上げて重なり合ってしまう

赤旗寸前のアクシデント!

しかも女性ドライバー同士2人の・・・・・・

女の方が、熱くなったら怖い;;;


興奮しすぎてピットサインを見てなくて、規定は一人10周交代なのに、

3周もオーバーして、カウントされない無駄な周回を重ねてロスしたり。


最速マリオチームは、エンジンマウント緩んで、ピットイン修理。

5分のロスが、10周差になってしまい、優勝争いからの離脱。

ファステストラップをたたき出したマリオおじさんも

さすがにその差を挽回させるのは無理。

 

 

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で、結局、地味~にコツコツと周回を重ねて、

ひたすらグルグル、76周回ったBチームの優勝!!

おめでとう! 冷静な走りが結果につながりました。

優勝カップと賞品の高級焼き豚をゲット。
 

第三回あるかないか、マリオおじさんの機嫌次第です(笑)

 

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やっとフロッシュ周辺も春っぽくなりつつあります。

おでかけしたくなる季節ですね。

お気軽に、ドライブがてら遊びに来てください。
 

数ヶ月ぶりに車庫から出してきた74、

クラッチ張り付いてるし、内装はカビが育ってるし・・・・、除菌中です;

 

by zako

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 

 

TPM ポルシェ空気圧モニター

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旧車の話が続いたので、新しいめのシステムも。

997以降で、メーターにタイヤの空気圧を表示るすようになりました。

各車輪個別の空気を見れます。

いち早くパンクに気が付いて、安全確保できるようにです。

どうやらアメリカの法律に合わせて装備されたようです。

その名も TPM(S)タイヤプレッシャーモニタリングシステム 

新しい目と言いましたが、実は89年以降の928やそれ以前の959には

装備されてたりして、案外古くからあるシステムなんですよね。
 

 

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ホイールの中についてるこれがセンサーです。

電波を発信してて、クルマ側のセンサーで受信します。

 

 

 

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では、何の整備が必要かと言いますと、

センサーの電池が切れて、無効になり、モニターできなくなるんです。

電池で動くものの宿命ですね。

メーター内の空気圧が表示されず、エラーとなっちゃいます。

診断機で見ると、無効、電池残量0ヶ月、空気圧デタラメ 温度記録無し。

 

 

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ちなみに正常だと、圧、温度、電池残量がちゃんと表示されます。

新品ではないので、あと2年ぐらい大丈夫って感じでしょうか。

ザコとしたことが・・・・

センサー新品交換後の電池残量表示を見忘れました;

84ヶ月ぐらいになるのだろうか?

 

 

 

 

 

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交換のための新品パーツです。

現在 1個約 23000円ぐらいします。

 

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センサー交換と同時にバルブセットも必要です。

1セット 4000円

なので、センサーとバルブ 1台分で約11万円~

タイヤ交換時に同時に換えると、工賃お徳かな^^

 

 

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433Mhz オレンジ新品パーツ

発生電波の周波数を表してます。

USA仕様の車に装着します。

 

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新車装着時の白いセンサーにJAPANの文字。

パーツが日本仕様と言う事です。

 

 

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日本仕様の周波数は、315Mhz   2007年製造

日本仕様と、EU、USAとは違う周波数を使ってるんですね。

違うのを付けてしまうと正常に空気圧をモニターしてくれませんよ。

 

 

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茶色い新品パーツ 

 

 

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捨てるのがもったいないような・・・・・

電池切れしたセンサーたち。

無理やり分解して、中の電池だけを交換するツワモノもおられるとか。

自己責任で分解したい人、提供しましょうか?
 

 

 

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グレー色した、新車装着電池切れセンサー。

いろんな色がありますね。

車種、年式によってけっこう品番に種類があります。

間違って注文しないように注意が必要です。

by zako

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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