ザコちゃんの整備日誌

備長炭発生装置(porsche993)

 

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「993で左のリヤホイールに、何やらゴミのようなカスのような

何かが砕けたような黒っぽいものが付着してた。

少しの期間、乗ってなかったのが原因かわからないけど

ブレーキにも違和感がある。

点検してちょうだい。」

 

と言う事で、周辺を見回しましたが何も起きていない。

走って吹き飛ばされたみたいです。

ブレーキパッドもOK。

サイドブレーキのシューでも砕けたか?と思って

ブレーキディスクを外して中のシューの点検。 問題なし・・・・・・

 

いったい何があったのか?

いたずらか?

幻を見たのか?

まさに未確認物体だ。

UFOにさらわれた人の証言を聞くような疑いの眼差しで振り返ろうとした瞬間!

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

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マルチリンクサスペンション、ロアアームカバーの隅っこに何かが。

ゴミ?カス?破片?

 

証言通りの異物を発見。

良かった、うそつき呼ばわりしなくって。

 

しかしナンだろう。老眼には厳しい大きさ。

黒い1~2ミリ程度の粒。

すり潰せるし黒く汚れる。

 

ザコ 「炭みたいですが;」

N氏 「炭?なんで車に?、炭発生器でも付いてる?、そんなバカなね(笑)」

・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・

 

付いてるぞ!炭発生器!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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思い当たる箇所の左リヤタイヤハウスカバーを外してみるとこの通り。

例の未確認物体が大量に、飛ばされずに残ってました。

 

 

 

 

 

 

 

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炭の粒で間違いなし。

 

 

 

 

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炭粒の正体は、左リヤフェンダー内部に付く

カーボンキャニスター

燃料蒸発ガス排気抑制装置


内部に活性炭が入っていて、

ガソリン蒸発ガスを吸着させて、必要な時にエンジンに吸わせるもので、

ガソリン蒸発ガスを大気に放出しないようにするための装置です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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その活性炭が、吸い口からどんどん出てきてしまってます。

 

 

 

 

 

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振動与えるとパラパラ、ふりかけのようにバラ撒かれます。

 

 

 

 

 

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恒例の、中がどうなってるか調べようの時間です。

ケースをぶち切っちゃいましょう。

 

 

 

 

 

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活性炭が出てこないように隔壁がありますが・・・・・・・・・

 

 

 

 

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数箇所、完全に穴が開いてます。

 

 

 

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隔壁裏側のスポンジ膜がボロボロになって、穴が多数。

これでは1mmの活性炭は通過しますね。

 

 

 

 

 

 

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出るわ出るわ大量の炭

高級備長炭なら相当な金額ですよ。

 

 

 

 

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ケース容量満タンに入ってるようです。

 

 

 

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カーボンキャニスター交換します。

出てくるところに目の細かい網をかぶせるのも手だねって意見も出ましたが

これだけ減ると能力も落ちて、ガソリン臭するかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

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こんなこともありました。

930のエアクリーナーケースにツブツブが。

 

 

 

 

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ねずみの糞みたいな顆粒が溜まってます。

 

これもまた活性炭の一種。

エンジンが吸う方向に出てきてしまってます。

 

 

 

 


 

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右リヤフェンダーの中に、993と同じような円筒形のカーボンキャニスター付いてます。

実はカーボンキャニスターは昔からあって、

1960年代から自動車のガソリン蒸発ガス抑止装置として

活性炭が利用されてるんですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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え?

993のカーボンキャニスターの下にあるのは何って?


関西名物、たこ焼き器じゃないですかー!

関西地方の993オーナーのために

テクイプメントで用意されてたんですよ。

by zako