PSM(ポルシェ・スタビリティ・マネージメントシステム)(porsche996)


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2012年 2月 16日 |
ちょっとメーター内の警告灯が点灯するとのことで修理入庫です。 ぶい~んと元気よく走ると警告してきます。 感じとしては、吹き上がりに段つきがあって、スムーズではありませんでした。 |
加速して4000rpm 越えたくらいで PSMとABSの警告灯が点灯します。 PSMとは、ポルシェ・スタビリティ・マネージメントシステム という非常に長い 名前のシステムのことで、簡単に言うと、安全に走れるようにコンピューターが クルマを制御するシステムのことです。ブレーキだったりアクセルだったり、勝手に いろいろやってくれるわけなんですが、その関係に何か問題が起きましたって 警告してるのでしょう。 同時にABSも点灯してるので、アンチロックブレーキも正常には作動しない状態になります。
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まずは、診断機でチェックすることから始まります。 ピンポイントで表示しました。 エアマスセンサーの不調と出てます。 996ではホットフィルムタイプのエアマスを 使ってるので、こんな表示になりますね。
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4000回転後半でエラーを検知してます。 はたしてこのエアマスセンサーが、PSMやABSに関係してるのか?と疑問に思いますね。 アクセルも電動でコンピューター制御で、やはりトータルマネージメントって意味で 警告灯もエンジンだったり、ブレーキだったり、関係箇所が重複して、 修理も全般的に考えないと、「ABSの警告灯だから、ブレーキ周りの点検」ってやっても なかなか行き着かないので注意が必要です。
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エアクリーナー関係がノーマルではありませんが、取り付け位置はエンジンルームの このあたりに位置します。
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このタイプのエアマスが、ポルシェだけではなくて、他のメーカーの車でも使われてます。 それがまた、同じように不調のトラブルを起こしますね。 はっきり言って信頼性は低いです。 変なエンジン不調になるし、症状もさまざまだったります。 値段は数万円しますが常に予備を持っておけと言う人も居るぐらいです。 困ったものです。
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