落雷注意報 (porsche930) 患者のカルテ年式1979年モデル 911sc症状 エンジン不調 失火修理内容 プラグコードキャップ交換 2011年 3月 28日 アイドリングでエンジンからパチパチッって独特な音が聞こえるんですわ。独特と言うのは点火火花のリークの音です。ガスコンロに火を付ける時のパチパチッと同じ感じの音ですわ。つまり火花がプラグに飛ばないでどこかで漏れてる。逃げてるとでも言うのでしょうか。雷と一緒で落ち易い所、飛びやすいところに逃げる習性があります。 エンジンかけてアイドリングで置いてると、「パチッ、パチッ・・・」と不規則に音が聞こえます。連続してないですね。 どうやらこの辺りか・・・ ライトを当てずに暗くしてみると・・・・ 「パチッ!」飛んだ!、青白い火花が一瞬走った。間違いなくリークしてる。画像撮ろうと適当にシャッター押したら一発で撮影成功。 アップ画像ですが、ミニ稲光のように長い閃光が見えます。小さいパチパチリークはよく見ますが、こんな強いのはなかなか見ることないですよ。結局プラグに飛ばすより一番楽なところに逃げてリークするんですね。電圧が非常に高く、触るとかなり衝撃きますよ。ザコはこの感覚嫌いです。好きな人はヤバイ趣味。 まず疑いはプラグコードに向けられます。一本ずつ抜いて導通チェックしましょう。正常ならばだいたい4~4.5kΩの抵抗値を示します。 調べてみると1番気筒のコードが導通なしでした。3分割できるので更に追求が必要です。ます。プラグキャップ、コード、レジスターキャップをそれぞれ導通チェックです。 プラグキャップには約3kΩの抵抗があり正常。コードもOK。 原因はこれだね、導通なし。 正常だと1kΩの抵抗があります。 現物はこれ。ちっちゃいキャップですが。コードとディスキャップの接続の役目をします。 とりあえず悪い一個だけ交換して、直るかチェック。もちろん完治です。他のも悪くなると考えられるので、できれば一緒に交換してやるといいのですがね・・・。プラグ、プラグキャップ、ディスロータ、ディスキャップなんかも消耗度チェックしましょう。 分解してみると、中には小さなプラグコードのような形状の抵抗が入ってました。どこかで断線してるのでしょうね