出血多量すぎました (porsche964)


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2010年 2月 10日 |
先日のblogに書きました。 オイル漏れの整備内容です。 http://www.frosch911.jp/blog/2010/02/post-159.html どこから漏れて、どうなってるのか確認してみましょう。 |
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お察しのように漏れてる箇所は、クランクケースを合わせ締め付けるスルーボルトからの |
シリンダーを抜くとスルーボルトが見えてきます。 |
オイルが漏れてくるのは、ボルトの刺さってるこの穴から。 |
オイル漏れを直すだけで、エンジンオーバーホール?とよく聞かれますが 場所が見てわかるように、シリンダーの付け根に位置してるので シリンダーを抜かないとどうにもならないのです。 |
シリンダーを抜くということは、最低エンジン腰上の分解が生じるので この際ですから、どうせ分解するなら他の悪い箇所は同時に直しておかないと いけませんねって話しになるんですよね。 |
で、スルーボルトを抜くとOリングが見えます。 |
こんな感じでシールしてあるんですが、劣化すると油圧に耐えれなくなって 動画のようにどんどん出てきちゃうんです。 |
Oリングはスルーボルトの両端に挿入されるような構造です。 1台に24個使ってます。 |
組み付け時のキズやゴミの付着はご法度ですよ。 (画像のは新品じゃないです) |
こんな小さなOリングの劣化のおかげで、大掛かりな修理が必要になっちゃいます。 でも言いようを変えれば、このOリングを変えれば比較的簡単にエンジン復活とも言えますよね。 人気の空冷ポルシェエンジンだからここまで施されて愛されるエンジンかもしれません。 自動車の歴史に残るエンジンですから、大事に残していきたいものです。 |