お年玉発見 (porsche964) 患者のカルテ年式1990年モデル 964carrera2 症状 旋回時、発進時 制動時異音修理内容 お年玉回収 2010年 1月 7日 急激なハンドリングでコーナー曲がったり、スラロームすると「チャリ~ン」って音がします。運転してると気にはなるんですが、走ってないと、しかも過激に曲がってないと症状が出難いので運転してる自分では何ともできないのが悲しい・・・・。ってなことで宝探しに出かけましょう。どこかに隠れてる財宝があるはずです。 これは良くあることで、何かシートの下で転がってる音です。大体のめぼしで運転席下か助手席下か判断できます。「じゃあ覗けばいいじゃん」って思いますが、これが問題で、簡単に見れない理由があるんですねー。 とりあえずシートをごっそり外しましょう。シートレールの固定ボルトを緩める必要がありますね。これは右後ろ。2本あります。6mmサイズの6角レンチが必要です。 左後ろ、2本です。 左前、1本です。前側はカーペットの固定ステーが共締めになってる場合があります。 右前です。1本です。どのボルトもけっこう固く締まってるので頭をなめてしまわないようにしないといけません。 シートの下でパワーシート用コネクター外します。 シートベルト警告灯のコネクターも抜きます。 あとはこの滅茶苦茶重たい純正ノーマルシートをボディーに傷つけないように運び出すだけです。まじで重たいので腰を痛めないように気をつけましょう。油断したら ぎっくり腰になっちゃいますよ。ほんと~に重たいから持ってみて。持ちにくい形なので余計に重たく感じるのよね。 シート外すとこんな風景。四角い銀の箱はDME。エンジンコントロールユニットです。その下は銀色のパネルになってるでしょ?。だからこの下に入り込んだ異物は見えないんです。このパネルを外す必要あるんですね。ビス4本で固定されてます。 パネルを外すと・・・・♪ジャジャ~ン。 異音の原因。160円発見。わーいお年玉だーーー。って、あとでちゃんとオーナーさんに返します。1万円札ならわからないけど・・・・って転がり音はしないか(笑)高速の領収書もありますね。 このお金が転がると異音がします。お金は転がり難いので急なハンドルでしか音はしません。その音色で硬貨ってのもわかりますよね。ザコぐらいになると音色で材質までわかっちゃいます。ボルトやナットなら転がり易くもっと頻繁にコロコロ音します。助手席側は、金属プレートが付いてないので、けっこう大きな物が入り込んでることありますね。 領収書で何年前にどこの高速を走ったかとか、このクルマの歴史を垣間見ることができます。10年前の1999年物でしたよ。並行車なら外国のコインが出てきたりもしますね。 この底の浅いトレーが曲者で、ここに物を置くと滑ってシートの隙間に落ちていくんですよ。落ちたら奈落の底に一直線です。注意しましょう