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ポルシェにしては珍しい、接触不良 (porsche993)

患者のカルテ
年式1994年~
モデル 993
症状 エンジン始動不良
修理内容

 コネクター端子修理

 

2015年 5月 22日
 

 

CIMG1043.jpg


今の今まで調子よく動いてたのに、

急にエンジンかからなくなりました。

セルは元気よく回るけど、初爆すらありませんねぇ。

いったい何が起きてるのでしょうか?

お約束のDME リレーを一番に疑います。

http://www.frosch911.jp/blog/2009/02/dame.html

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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DMEリレーはエンジンコンピューターに電気を送るのと同時に

燃料ポンプに電気を送ります。

内部の2系統のスイッチを備えてる構造です。

テスターを使ってチェックすると、どうやらこの端子がアースに落ちてないので

燃料ポンプ用のスイッチングがONしないのが原因のようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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先ほどのDMEリレーの端子アースはエンジンコンピューター内部で行います。

コンピューターは運転席下にあります。

 

 

 

 

 

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コネクターを抜くとたくさんの端子が並んでますね。

 

 

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その中の3番がDMEリレーから繋がってる配線端子です。

よく見ると様子がおかしい・・・・・

 

 

 

 

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角度を変えてみるとわかりやすい。

端子が奥に落ち込んでる感じ。

これでは、オス・メスがちゃんと勘合せずに接触不良をおこします。

 

 

 

 

 

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コネクターを分解してみます。

問題の黒白線が見えました。

 

 

 

 

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明らかに数ミリ抜けてますね。

本来は、返りがあるので一度差し込んだら専用工具を使わないと

引いても抜けません。

それがここまで抜けてしまってる。

 

 

 

 

CIMG1059.jpg


押し込むと、パチンという感触と共に入り、引っ張っても抜けないのを確認しました。

と言う事は新車時から差込が甘く、組み立て工場でコネクターを嵌めた時に

端子が押されて抜けかけたのでしょう。

そのまま20年間、かろうじて接触したまま走ってて、

今回何かの拍子に接触が悪くなってエンジンかからなかったのです。

こんなこともあるねんな~と逆に感心したトラブルでありました。

by zako

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 

 

   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
 
おだいじに!