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真っ直ぐ走ってるのに、走ってない? (porsche964)

患者のカルテ
年式1990年
モデル 964carrera
症状 ハンドル位置狂い
修理内容 ステアリングラックブッシュ交換

 

2010年 3月  7日
 
真っ直ぐ走ってるに真っ直ぐ走らないってどんな意味でしょう?。
不思議ですねー、怖いですねー、不気味ですねー。


 
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症状は普通は直進走行時はステアリングは真っ直ぐを向いてます。ところが交差点を曲がった後に車は直進に戻りますが、ステアリングホイール(ハンドル)は左に30度ぐらい曲がったままです。そんな状態でも車は真っ直ぐ走るんですねー。そのうち右折をした後などしばらくすると、ステアリングも真っ直ぐに戻ってます。変でしょ?
とにかくハンドル位置がめちゃくちゃなんです。

 

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993でも同じようなことは起こります。タイロッドのブッシュの不良です。ここが抜けてくることでロッドの長さが変わって、ハンドル位置の狂いが出てきます。もちろんアライメントも狂ってしまいます。でも964はタイロッドブッシュの構造が違うので、これでは無いと判断できます。

 

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原因はここでした。ステアリングラック(ギヤボックス)本体の位置決めをしてるブッシュです。アンダーカバーに隠れて見えないですが、画像のようにちぎれてました。

 

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このブッシュはステアリングラックを固定してるマウントのブッシュで、左右2箇所で固定されてます。耳が切れてるのがわかりますね。

 

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この耳が切れることで左右に遊びができてハンドルを切ることでステアリングラック本体が動いてしまい、ハンドルの位置狂いに影響が出てきます。
今回切れたのはオイルが付着したことによる「ふやけ」でゴム質が軟くなったんです。

 

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これはRSの画像なのでノンパワステですが、2箇所で固定で同じです。ラックのオイル漏れや、4駆のフロントデフ、パワステパイプ系のオイル漏れが原因でブッシュをふやけさせてしまいますよ。

 

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コの字型ブラケットを外してブッシュ交換します。

 

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左右同時交換をお勧めします。

 

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大事な舵取り装置がこれだけの固定?ってな不安もありますが、
大昔からこれでOKなんですよね。 問題なし!!


 

 
 
 
 
 
 
おだいじに!