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お漏らししちゃいました (porsche996 turbo)

患者のカルテ
年式2000年
モデル 996 turbo
症状 冷却水漏れ
修理内容 ラジエター3個交換

 

2011年 1月 11日
 
あれだけ「寝る前にはおしっこ行っておきなさい」ってお母さんに言われてたのに漏らしちゃいました・・・。

 
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フロントバンパー下を覗くと黄緑色の液体が漏れてます。車に使われてる液体は色や粘度で何なのか判断できますが、これは明らかに冷却水、クーラントです(他社では赤い種類もありますが)。どこから漏れてるのか確認する必要ありますね。

 

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ヘッドライトもバンパーも外して点検です。水冷エンジン搭載の996からは、この状態でフロントに取り付けられたラジエターが露出します。ターボは左右と中央に1個、計3個付いてます。カレラより1つ多く、番号も違う物が付いてますね。

 

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どこから漏れてるのか確認すると、どうやら一番ひどいのは左ラジエターの一番左端みたいです。画像で一見ラジエターに見えるのは、クーラーのコンデンサーで、重ねてある後ろがラジエターです。

 

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ズームアップすると、この辺から滲み出てるのがわかりました。コアと呼ばれる部分ですね。しかしなんでしょうかこの汚れは、目が詰まってしまってます。

 

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ものすごい数の虫の死骸が網目を塞いでるんですね。どうやら水漏れの原因は虫の死骸による腐食と、ステーの錆もあるので融雪剤の影響もあるかもしれません。夏の虫の体液がラジエターの塗装を侵食し、その冬の融雪剤が追い討ちをかけるって構図が見えてきませんか?

 

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左側も同じように湿っぽくなってます。バンパーから入った風が中に抜ける時、この位置に堆積するんでしょう。でも定期的に掃除するったって、普通では無理です。こんな状態にしないと見えませんし出来ませんよ。

 

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生き物の死骸は堆積して化石になって10億年後には石油に変化する・・・・・。
似たような枯葉堆積の話し、以前しましたね。

 

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センターラジエターも同じく湿っぽい箇所があり滲みも見られます。同じ時期に発生するんですねやっぱり。3箇所のラジエター全部交換です。

 

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3箇所のラジエター全部交換です。特別なもんではないですがターボエンジンを冷却するにはこんなに必要なんですね。オイルも沢山入ってるしオイルクーラーも付いてるのにね。
考えたら430psの993ターボSなんて空冷ですからねー、よくオイルと空気だけで冷やしてたもんだ。

 

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ちなみにコーナー。フロントラジエターのエアガイドは吸い込んでラジエターを通った空気はバンパー下に排出されるようにできてます。

 

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ポルシェ純正不凍液 クーラント。濃度で凍結温度が変わります。30%で-15℃ 40%でー26℃ 50%でー37℃。

 

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クーラントはこんなに綺麗な色してます。間違って飲み干しちゃいそうでしょ?。国産車はもっと緑だったり、赤だったり、透明色い近いのもありますね。

 

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試運転は水温を確認しながら注意します。水管が長く複雑なので混入したエアーの抜けが悪く、下手するとオーバーヒート起こしたりしますよ。

 

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冷却水タンクはエンジンルーム左端です。時々は規定量入ってるか確認しましょう。

 

 
 
 
 
 
 
おだいじに!