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空冷フラット6とは・・・  (porsche964)

                                                                                                                                                                 

有益な情報源としていつも拝見しておりますが、今回は初めて質問させていただきます。          
91年964C2Tip、走行60,000キロの中古車を先日購入しました。

記録簿にはちょうど4年前・走行56,000キロ時に東京隣県のPCにてエンジンO/Hとの記載がありました。
お聞きしたいのは、ポルシェのエンジン(空冷フラット6)のオイル漏れというものに対する
正しい認識を伺いたいのです。

というのも先日、下回りのカバーを外しE/G下部を点検したところ、チェーンケースおよびヘッド~シリンダ間よりオイル漏れ(地面には垂れないが、雫状になっているので滲み以上だと思います。)があったからです。
年数こそ4年間経過しているものの、O/H後4,000キロ程度でこの状態になるのでしょうか?

 O/Hにもピンからキリまであるのかもしれませんが、どうにもスッキリしない気分です。
 ちなみに、記録簿記載内容の一部を書きますと下記のとおりです。

 【E/G オーバーホール】
 ・ヘッドスタッドボルト交換
 ・バルブガイド交換
 ・通しボルト交換
 ・Oリング交換 等々

素人なりの考察ですが、通しボルト・Oリング交換であればシリンダまで抜いていますので、ガスケット等は当然交換されていると推測します。

色々書きましたが早い話、O/Hしたにも関わらず短期間でこのような状態になるのは、
空冷フラット6の宿命なのかという事です。
これから末永く付き合って行くために空冷フラット6を正しく理解しなければと思い、ご意見を頂けませんでしょうか 長文・乱文で申し訳ありませんが、どうかよろしくお願いします。 

 
 

(石川県 もっちゃんさん) 

オイル漏れ、オイルにじみ なかなか難しい問題です。
気にしすぎる場合、気にしないといけない場合がありますよね。
漏れる箇所、垂れる箇所、程度、量などなど、
チェーンケースカバーのシールからの漏れは持病に近いと思います。構造的に正しいの?と
思わせる感じのカバーシールです。4年4千キが、早いのか、乗らなさ過ぎなのか、使用状況が
過酷だったのか?いろいろ思いがよぎりますね。

ヘッドとシリンダーの周囲からのにじみ?、基本的に燃焼室先端にあたるので中にオイルが
入ってる箇所ではありません。
91年は、エンジンの前期後期なはざまで、ヘッドとシリンダーの間にガスケットが入ってるか、入ってないか
の問題があります。 前期までのタイプはガスケットが無く、金属面接触してるだけです。
なので面の精度、締め付けトルク、停止期間中のシリンダーへのオイル浸入の具合によって
油分が滲んでくることもあります・。
まれにカムハウジングケース内部からのオイルがヘッドのスタッドボルト穴を浸透して、ヘッドとシリンダー間に
通ってきた事例がありますね。

通しボルトはクランクケースをつなぎ合わせるボルトで、お約束の、Oリング不良で
http://www.keep9.jp/2010/02/porsche964-27.html
シリンダーとクランクケースの隙間からにじみ出る症状がおきます。

通しボルトOリングの入るクランクケース側の当たり面が荒れてたり、鋳造の巣ができてることが
オイル漏れの再発になる事例もあります。

OHの記録からすると、素行距離が少なかったので、そのお約束箇所と、折れることのある
スタッドボルトを交換、磨耗するバルブガイド交換をするぐらいでおさまる程度のよさげなエンジンだったのでしょう。

ガスケットやシールは当然新品に交換されてるでしょうが、さまざまな要因でオイルにじみが
再発することはありうる話しですね。

OHしてる、してないない関係なく、オイルのにじむ箇所、量、落ちた先(排気系の上?)、
修理の簡易さ、などを考えて、あまり神経質になりすぎず、無頓着になりすぎす、
クルマに愛情こめて接していく必要がありますね。