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フラフラ燃料メーター  (porsche930)

患者のカルテ
年式1986年
モデル 930carrera
症状 燃料メーター、針がフラフラ
修理内容 燃料ゲージユニット脱着、修理

 

2010年 月 日
 
燃料メーターってよく見てます?エンジンかけると針が上がり残燃料を表示しますよね。少々クルマが揺れても一定の量を指してます。この度の症状は車体の揺れに対して針がフ~ラフラと上下するんです。加速すると上がり、減速すると下がると言うような感じかな。
 
 
 

一番左端が燃料計です。車体の揺れに敏感に反応して針が激しく上下します。
メーター本体の不良も疑わしいのですが、そんな時は同じクルマがあると試しに付け換えてみるのが手っ取り早いです。今回はメーターには異常は無いようです。
 

 
 

次に見るのが燃料メータのユニットで、燃料タンク内に取り付けされてます。911はフロントトランクのカーペットの下ですね。めくればこんなんが見えますよ。
 

 
 

ナットが5個所で固定され、コネクターが付いてます。
燃料満タンの時は作業はやめた方がいいです、あふれる可能性もありますから・・・。もちろん超火気厳禁!
 

 
 

30cmぐらいの筒状のユニットが抜けてくるんですが画像撮り忘れました。実は内部で分解されてて、中心部の浮き部分と外側円筒部分がバラけて出てきてしまいました。
 

 
 

これがそのパーツですが、本来は黒い浮きを覆うように銀の円筒が包んでいて、内部に入っているガソリンの量の変動が最小限になるような仕組みになってます。つまり加減速ぐらいでは急激に液面が変動しないようになってるんです。そうしないと浮きが容易に上下してメーターに反映してしまいますからね。
 

 
 

これが浮き部分、上下することで抵抗値を変化させてメーターを動かしてます。普通は見えないのですが・・・

見える2本の細い銅線の上を浮きがスライドして、抵抗値が変化
するような構造なんですが、銅線の表面に燃料の粘着物質が
コーティングされたように付着すると接触不良を起こして
正常な値を示しません。
目の細か~いサンドペーパーで磨いてやると復活します。
 


 

 
 

円筒内部の燃料が激しく揺れた原因は、この円筒の底蓋が脱落してしまった為です。タンク内に沈んだ蓋をマジックハンドを駆使してタンクの底から拾い上げました。
この底蓋には小さな穴があいてまして、ゆっくりと燃料が内外を移動し急激な液面変化を防いでいます。
 

 
 

そしてこれ、これは底蓋を固定している極小ナット、磁石を駆使してガソリン臭に苦しみながらタンク底より探し当てました。
これらはタンクに沈んでいても内部のフィルターでひっかかり悪さをすることはありませんので、最悪ユニットを交換しても直ります。
 

 
 

今回は運良く合体復活したユニットの底部です。これで燃料計のフ~ラフラも解消されます。
 

 
 

本来の姿です、普通はこのように内部は見えないので今回見れた人は得したかもね。

 
 
 
 
 
 
おだいじに!