空冷911のエンジンオイル量の測り方。 これって案外よく理解して行われてないような話を聞きます。 ポルシェ社の指定する正規の測り方ってどんなんでしょうか?。 これがなかなか奥が深いんです実は。
|
| |  |
| | 取り説による「オイル量の測り方」 1:車体を水平な状態に停車 2:エンジン温度は通常作動温度 3:アイドリング状態で行う 2の通常作動温度は964,993の油温メーターで言うと ほぼ水平な位置を指してる状態です。 走ってると温度は下がり気味になるので、しばらくアイドリングで 温度を上げてやる必要ありますね。 冬場は十数分はかかるでしょう。
|
| |  |
| | しばらくして右フロントのオイルクーラーファンが回るのを確認してから測るのがいいでしょう。この時ファンは通常低速側回転しメーターは水平を指します。そうじゃ無いときはどこかに不具合がある可能性が・・・・。 ファンが回るまでは季節によって違うし、けっこう時間が かかります。
|
| |  |
| | 上に書いた条件がそろって初めて測定できます。 メーターでも確認できますが、正確にはエンジンルームの ゲージを抜いて確認してみます。エンジンルーム右奥の スティックを抜きます。964,993はとても長い。 約1mありますよ。オイルタンクが右リヤタイヤの前にあるので 距離が長くなります。オイル給油口からも遠いので、 オイル補充時はゆっくり入れないと溢れてしまいます。
|
| |  |
| | 993のステッィクの先はMin~Max間がネジネジ中尾彬風です。どこまで付着してるか非常に見難い。よ~く見てくださいね。 そして、どこまで入ってるといいの? 993の取り説にはこう書いてます。 「オイルの油面がこの2つの印の間にあるようにしてください。 最高と最低レベルの差は約1.5リットルです」 つまりそのようにしたらいいんですが、1.5Lの許容差があるという寛大な数値です。車全体では964も993も11.5Lが入ってるんですよ。交換時は約9L抜けて入るので残り2.5Lは抜けずに残り、新しいオイルと混ざることになります。約2割ってとこです。
|
| |  |
| | エンジンルームのエンドパネルにこんなステッカーが貼ってありますよ。知ってますか?これでわかるのが最初に書いた「通常作動温度」ってのが90℃だと言うことなんですねー。なるほど。 このステッカー、993と964は全て同じパーツNO.が記載されてます(NAもターボも)。しかし材質はちょっと違うかな?964の方が高級感のある金色で光ってます。
|
| |  |
| | ところが964の取り説にはこう書いてます。 「これら2つのマーク(MinとMax)の差は1.7リットルです (ターボ:約1.5リットル)。 ちょっと??ですよね。さっきのスッテカーと違う。 どう理解していいのか・・・。
|
| |  |
| | 964のスティックはネジネジの位置が993とは違い、MinとMaxの間はストレートです。そして入れる位置ですが、 「オイルはこれらのマークを越えたり下回っては絶対にいけません」です。「絶対にダメ」です。993に比べて厳しい口調ですな。怒ってますなこれは。言うこと聞かないとどうなっても知らないからな的指導ですな。
|
| |  |
| | 930のオイルスティックはオイル給油口の中に隠してます。知らないとどこにあるかわからない。しかもホルダーに上手く差し込まないとタンクの中に落下します。タンクは964以降と違い給油口の直下に位置します(リヤタイヤ後ろ)。なのでスティックも短いのだ。
|
| |  |
| | スティックの先は平らで幅広でとても見やすいです。長さも幅もこれがベストのような気がする。オイル量はカレラ3.2の取り説を見ると 「ディップスティックのMaxマークより25mm下にしてください。MaxとMinのマークの容量差は約1.75リッターです」とあります。これはなかなかシビアな設定でしょ?。マニアックな感じがして、なんかちょっと嬉しくなるのは変ですか?(笑) 3.2の車全体のオイル量は約13Lです。964、993に比べるとちょっと多い?
|
| |  |
| | さぁなんとなく理解できてますか?ついてきてますかぁ?次いきますよ。 オイル量はメーターでも確認できます。車によって若干の個体差があるので、自分の車のスティックとメーターがどれぐらいの誤差があるか知っておくのがいいでしょう。あなたの車はスティックでのオイル量がMaxとMinの中間位置のときメーターはどこを指してますか?964は画像のように水平を指すような感じです。
|
| |  |
| | 993はスティックよりもメーターの方が低く指す傾向にあります。この油量メーターはオイルを測る時しかちゃんと作動しません。走行中は下がってしまいますので、見ても意味が無いことを覚えておいて下さい。走ってる時に赤ラインを指してるからといってあわてる必要はありませんからね。
|
| |  |
| | 走ると空冷ファンがよくエンジンを冷却したり、オイルクーラーが冷やされて油温が下がります。画像のような指針では正確な油量が測れないので、作動温度、90℃、油量針は水平ってことを忘れないようにしましょう(930は車によってちょっと違うので注意)
|
| |  |
| | なぜ油温によってオイル量が変化するのか?。それはオイルが膨張するからです。実質約2リッターぐらい増える感じです。冷間時にMin位置でも90℃になるとゆうにMaxを越えてしまいますからね。かなりの膨張率なんですよ。 ちなみにTipのATFも増えます。油量チェックには油温30℃と80℃の2種類のMin、Maxの表示があるんですよ。
|
| |  |
| | 指定オイルの粘度の種類もいろいろあります。使う状況によって使い分けるのもいいでしょう。銘柄や粘度、グレードなど。 でも抜けるのは8割で2割は残ってるし、オイル量の許容差は1.5Lもあり、オイル消費は1000kmで1.5リッターまでOKな空冷エンジン。あまり神経質になる必要は無いよって感じですかね。 |