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重ステ   (porsche964)

患者のカルテ
年式1991年
モデル 964carrera
症状 パワステオイル漏れ
修理内容 高圧ホース交換

 

2010年 月 日
 

クルマにはいろんな「漏れるんです」ありますね。
エンジンオイル、ミッションオイル、ブレーキフルード、冷却水、エアコンガス
ウォッシャー液、タイヤ空気、クラッチフルード、燃料、吸入エアー、排気ガス
そしてパワステオイルなどなど・・・・。

 

 
 
 

今回の漏れるんです。
右リヤタイヤ付近に、独特な赤い色したフルードが漏れました。
これはATFといわれるフルードでATにも使われてるのと同じです。
新品は赤ワイン色だけど汚れるとドス黒くなってますね。
993ターボ以外のパワステオイルはこの赤いフルードが使われてます。あとはオイルと書くことにしますね。
画像のこの下辺りでしょうか。

 

 
 
 

この奥のパワステポンプ下辺りが漏れたオイルでベトベト。
近くにはパワステオイルタンクが付いてます。
「血のように赤いオイル漏れ」 の日誌を参照。
何処から漏れてるのか?オイルが無いので「重ステ」です。
最初からパワステが無いクルマと違って、パワステ車の壊れた状態ではとてもじゃないけどハンドル回せませんよ。
エンジン止めてハンドル回せば意味がわかります。



 

 
 
 

漏れた箇所はエンジン降ろした状態だとよく見えます。もちろんエンジン降ろさなくても交換可能ですけどね。
このホースは途中で金属パイプとジョイントされてる高圧ホースパイプで、パワステポンプに接続されてます。
非常に高圧がかかる場所です。

 

 
 
 

新旧パーツです、新品はまだ形が付いて無いので延びて見えますね。
向かって右がパワステポンプに接続。
左はパワステステアリングギヤボックスに向かいます。

 

 
 
 

上の古い方のホースに被ってる保護チューブの隙間からオイルが出てるのがわかりますか?、
中のホースのどこかで漏れたのが伝ってここから出てくるんですね。

 

 
 
 

ホースのエンジンルーム後ろ側でジョイントされてるので作業性も簡単な方でしょうか。

 

 
 
 

右リヤショックのアッパー付近でジョイント。

 

 
 
 

保護チューブをめくって確認です。どこから漏れてるかな?

 

 
 
 

ホースの丁度真ん中付近に金属のカシメが付いてまして、それを境に右側のホースがオイルを含んで光ってるのわかります?

 

 
 
 

ホースにヒビがはいってました。圧がかかるので、漏れ出すとけっこう早く大量に漏れてしまいます。

 

 
 
 

何のためのカシメなのかな?例によって分解手術です。好きなんですよね、ぶッ壊すのが(爆)、この後直す必要ないので思い切りブった斬れますもん。

 

 
 
 

切開してみると金属パイプがでてきました。
これを保持するためのカシメです。

 

 
 
 

中の通路の細くなったパイプですね。おそらくポンプから圧送されたオイルの脈動や泡立ちを解消させる物でしょう。
パワステギヤボックスがスムーズに動くためのね。
だから余計に圧が高くなってホースに負担がかかる場所でもあるんだと思います。
 

 
 
 
 
 
 
おだいじに!