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FROSCH/フロッシュ
 

出血多量すぎました  (porsche964)

           
患者のカルテ
年式1994年
モデル 993carrera
症状 オイル漏れ
修理内容 エンジンオーバーホール

 

2010年 2月 10日
 先日のblogに書きました。
オイル漏れの整備内容です。
http://www.keep9.jp/blog/2010/02/post-159.html

どこから漏れて、どうなってるのか確認してみましょう。
 

CIMG2330.JPG 
動画で見てもらったように、シリンダーの付け根からポタポタと大量に漏れてます。
エンジンを分解するしかないようです。
エンジン下ろして作業します。


CIMG2389.JPG

 お察しのように漏れてる箇所は、クランクケースを合わせ締め付けるスルーボルトからの
漏れが原因です。
そこを整備できるまで、エンジン分解です。
補器類、カムハウジング、ヘッド、ピストンシリンダーまで全部


CIMG2392.JPG

 シリンダーを抜くとスルーボルトが見えてきます。


CIMG2479.JPG

オイルが漏れてくるのは、ボルトの刺さってるこの穴から。


CIMG2481.JPG

オイル漏れを直すだけで、エンジンオーバーホール?とよく聞かれますが
場所が見てわかるように、シリンダーの付け根に位置してるので
シリンダーを抜かないとどうにもならないのです。


CIMG2480.JPG
シリンダーを抜くということは、最低エンジン腰上の分解が生じるので
この際ですから、どうせ分解するなら他の悪い箇所は同時に直しておかないと
いけませんねって話しになるんですよね。


CIMG2478.JPG
で、スルーボルトを抜くとOリングが見えます。


CIMG2477.JPG
こんな感じでシールしてあるんですが、劣化すると油圧に耐えれなくなって
動画のようにどんどん出てきちゃうんです。


CIMG2483.JPG
Oリングはスルーボルトの両端に挿入されるような構造です。
1台に24個使ってます。


CIMG2484.JPG

組み付け時のキズやゴミの付着はご法度ですよ。  (画像のは新品じゃないです)
 

CIMG2370.JPG

こんな小さなOリングの劣化のおかげで、大掛かりな修理が必要になっちゃいます。
でも言いようを変えれば、このOリングを変えれば比較的簡単にエンジン復活とも言えますよね。

人気の空冷ポルシェエンジンだからここまで施されて愛されるエンジンかもしれません。
自動車の歴史に残るエンジンですから、大事に残していきたいものです。


 
 
 
 
おだいじに!