| 2009年 11月 25日 |
奇妙なエンジン不調の修理です。 アイドル回転が、周期的に上下します。いわゆるハンチング。 ゆるめの。 なんか意思を持って、carreraが苦しんでるような・・・・ 動画はアクセル踏んでるように見えますが、踏んでませんよ。 エンジンが勝手に吹き上がるんです。 エンジンがブルブルと不調にあえぎ揺れるので、カメラを持つ手がゆらゆらするのもわかりますか? ↓ |
エンジンが吹き上がるときに少し黒煙が出ます。 マフラー出口が煤で真っ黒です。 普通では無いので、燃調が狂ってるみたいですねぇ。
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ハンチングしてるのでアイドリングの制御で何か起きてる感じもします。 診断機をつないでみましょう。 数値で何かわかるかもしれません。
黒煙が出るので、燃調が濃いみたいです。 ヘッド温度センサーが狂ってるのかな?(温度が低いと判断すると燃調を濃くする制御ある) でも診断機で診る数値では、温度上昇具合も問題なさそう。
O2センサーも正常に電圧を出してます。 ちょっと動きはおかしいですが、これはアイドルでの不調が影響してるからかな? 964ではO2センサーの不良はあまりエンジン不調に現れてこないことが多いです。
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あとは燃調が狂うと言えば、エアフロや燃圧や、コンピューター、エア吸いなどが 考えられるかな。 ちなみにアイドリングの高さを制御してるアイドルスタビライザー(エアバルブ)不調の可能性も もありますが、燃調が狂って黒煙が吹くってことは無いですね。 |
で、まぁ、燃圧がおかしくて、アイドル時の燃料噴射量がおかしい?と思い、 燃圧の制御をしてるプレッシャーレギュレターを診てみました。
レギュレターはインマニ負圧でも制御してるので、そのバキュームホースを抜いてみると・・・・・ えらいことになってるのが発見されました。 それは後ほど動画にて。 |
 レギュレターを交換するには、インマニASSYの脱着が必要です。 けっこう面倒ですね。 |
 インマニ外して、エンジン丸裸みたいにしちゃいます。 |
 そのエンジン中央上部に見えてくるのがレギュレターです。 ほんとやりにくい箇所についてます。 これを交換しないといけません。 なぜなら、それは、下の動画を見て下さい。 |
大変な箇所から燃料出てきますね。 動画はわかりやすいように、燃料ポンプを断続的に作動させて、ピュッピュと噴かせてます。 これならエンジンかかってる間はずっと、ぴゅーーーと出てくるはずです。
でも燃料はここから出てはいけません絶対に。
ここにはインマニ負圧のかかるバキュームホースがつながってるので、エアしか通りません。 ここに燃料が通ってしまうと、直接インマニ内部に燃料が送り込まれることになり、 インジェクターで噴射してる燃料以外にもエンジンに余分な燃料が吸い込まれることになります。
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 これでハンチングの説明がつきますね。 ①余分な燃料が勝手に吸われてるので、アイドリングで燃調が濃くなり、黒煙が出る。 ②かぶってきてアイドルが下がる。 ③アイドル下がるとアイドルスタビ(エアバルブ)をコンピューターが制御して内部の通路を開かせ、 規定のアイドル回転数に戻そうとする働きをする。 ④空気が入るのでエンジン回転が上がる(自動でスロットルバルブが開いたと同じ状態)。 ⑤濃い状態の時に空気が入ってくるので、けっこう回転が上がる(2000rpm近く) ⑥上がったので、コンピューターが回転下げる信号を出し、アイドルスタビの通路が閉じて ⑦アイドル回転が下がる。 ⑧するとまたかぶりだす。 の繰り返しが最初の動画の現象をおこさせたのでした。 |
 パーツ交換して終わり。 白いのは組み付け後の漏れが無いかチェックする薬剤を塗布してるためです。 交換して漏らしてたら意味が無いですもんね。 しかし燃費も悪くなってただろうなー。
よく壊れる箇所ではないと思いますが、こんな現象が出たら疑って下さい。 |
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