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前進のみで帰ってきました (porsche 964)

                

患者のカルテ
年式1992年
モデル

 964carrera2

症状 バックギヤ入らず
修理内容 シフトリンケージ周りブッシュ交換

 

2009年 9月 10日

 CIMG9556.JPG

 休日、愛車964でドライブデートに出かけました。
そこで悲劇が起きたのです。

 CIMG9558.JPG

 家を出て目的地に着き、駐車しようとしたところ、
ギヤがバックに入らないことに気がつきました。
来るまで前進しかしなかったので、いつそうなったのかわかりません。

助手席の恋人に
「ボクの人生に君が必要なように、愛車964にはバックギヤが必要だ。 
 生活の舵取りと同じように、ボクはクルマに乗ったままハンドルを操作するから
 君がバックギヤの代わりになって、ボクの964を駐車位置まで押してくれ。」

とは言えず、失意のもとに帰宅したのでした。

 CIMG9532.JPG

多少演出を加えてますが(笑)、そのようなことが起きたようで、
何が原因か、リフトアップしてアンダーカバーを外してのチェックです。

 CIMG9538.JPG

 結果を先に言いますと、シフトリンケージ関係のブッシュが破損して
各所の位置関係が狂い、正常なシフト位置に入らなくなったの原因です。

 CIMG9551.JPG

911のシフトはけっこう複雑な構造をしてます。
いろいろなところに樹脂のブッシュが使われてるのですが、年式的に古くなる時期なので
いたしかた無いのでしょう。
アンダーカバーが付いてるので、わざわざ見ないと発見しにくい箇所でもあるんです。

 CIMG9537.JPG

 さっきの小判型のブッシュはシフトレバーが前後にスライドするシャフトを支持してるものです。
シフトレバーを握って、上下にガタガタしたらブッシュが砕けて無くなってるでしょう。
 

 CIMG9536.JPG

 ちなみに前期型964は小判型ではなく 丸型タイプです。
この穴にブッシュ入ります。

 CIMG9552.JPG

これで正常に入ってる状態

 CIMG9553.JPG

シャフトを通して、抜け止めリングを付けるだけ。

 CIMG9541.JPG

 当然、各所グリスアップして動きをスムーズにするのが基本です

 CIMG9535.JPG

今回は他のブッシュもダメでした。
レバー位置目決めしてるボールジョイント付きロッドのブッシュもです。

 CIMG9539.JPG

 ブッシュが硬化して磨り減ってました。
ガタが
出てますね。

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 シャフトの両端にボールジョイントブッシュあります。
両方ダメだったので交換です。
パーツは両端分割式の別売りです。

 CIMG9548.JPG

ブッシュのみのパーツ設定は無いんです

 CIMG9549.JPG

 ボールジョイントはシャフトassy交換なので1本約1万円×2 
小判型ブッシュは1枚1200円×2

人生、前進あるのみでもいいですが、クルマはそうは行きません。

 

 

おだいじに!