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996に住む ヒグラシ発見     (porsche 996)

 

患者のカルテ
年式1998年
モデル996carrera2
症状 ヒグラシが住み付いています。
修理内容 点火プラグ交換他

 

2009年 6月 3日
以前Q&Aに質問いただいた996のヒグラシ鳴き声の発生源の追求に
遠方より来店 入庫いただいて原因を発見したので報告です。
 
 
2009/04/22
 
2009/02/24
 CIMG6264.JPG

実際のヒグラシの声を聞いてみて、確かに不思議な感じでした。
リフトアップして音を確認してみると、エンジンの振れる振動に合わせたように
キュキュ、キュ、キ・・・・キュキュ、・・・
不規則に聞こえます。
 

 CIMG6468.JPG

右バンクから聞こえてきます。
したり、しなかったり、止まったり、急に鳴き出したり。
音質的には、振動って観点でみると排気系のブラケットなどが、緩んだり亀裂できたりして
金属接触してるような、まさしくそんな感じのキュキュ音なんです。
さんざん、マフラー押さえたり、こぜたりして固定を変化させたりしたけど、音に変わりは無く、
まさかエンジン内部からの音で、カムやメタル?なんて不吉な予感もよぎりましたね

で、実際走行テストしてみると、低速でよく聞き取れまして、はっきりとンジン回転に
合わせた周期で鳴くのがわかりました。

 CIMG6407.JPG

アイドリングでエンジンも若干振って調子悪い感じだし、「良い火花のチェック」だと
プラグを外そうとして、発見!ビンゴ!
明らかにプラグが緩い。 簡単に回ります。

締め付けて、テストするとヒグラシは退散していました。
めでたし、めでたし・・・・
緩んだプラグ穴から爆発圧縮漏れがあったようです。
ものすごく微妙な隙間からなので、スキッシュ音のようなキュキュ音だったんですね。
(再度発生させようと緩めてみたけど、微妙すぎて音が発生するようには緩み調整できなかった)

プラグの締め付けで感じたのはガスケットが完全に潰れてしまってるな
このままではまた緩みが発生するぞ的、感覚です。
 

 CIMG6406.JPG

今回の緩みの発生は、締めすぎたプラグを何らかの点検して緩め外したが為に、
再度取り付けしたけど振動でだんだん緩んだのだろうと言う見解です。
実際、ヒグラシ音も徐々に発生頻度が多くなったとのことでした。

新品プラグに交換しましょう。
 CIMG6232.JPG

プラグ交換ついでに気になったオイルにじみも直しましょう。
プラグホール周辺ににじみが確認できます。
 

 CIMG6413.JPG

外したプラグキャップ&コイルの、普通ならオイルが付着するはずの無い箇所が
オイルで濡れて、ふやけて被服が破れてます。
なぜこうなるかと言いますと・・・・・
 

 CIMG6404.JPG
 

プラグホールチューブのOリングのシール不良があるからです。
カムカバー内のオイルがプラグホールに侵入してきてます。

 CIMG6418.JPG

しかも抜いたチューブ6本のうち、2本のOリングが切れたり外れたりしてました
ただでさえ硬化してシール効果の落ちてるのに、これではオイル漏れは防げませんね。
 

 CIMG6401.JPG

オーナーさんに説明&見積もりをして、気分よく全部交換で了解してもらえました。
プラグ6本、チューブ6本、Oリング2種類12本、プラグキャップ6本
(個々のキャップについてるIGコイルは交換しません)

「季節はずれのヒグラシも退散して、非常に調子よくなりましたと」、
と納車後にメールもいただきました。

まいどあり!またの来店お待ちしてます。

 
 
 
 
 
 

 

おだいじに!