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接触不良は狐の祟り? (porsche 964)

           
患者のカルテ
年式1989年
モデル964
症状バッテリー上がりのような?
修理内容バッテリーアースケーブル交換など

 

2009年2月22日

狐につままれたような」とはまさにこんな症状かもしれません。
バッテリーが上がった時みたいな感じになるけど実際は上がってない。

祟り1、パーキングに止めてて、車に戻ったらリモコンも作動せず、集中ドアロック解除できないし、
     当然エンジンもうんともすんともかかりません。
祟り2、交差点で曲がろうとしてたらエンスト。エンジンうんともすんともかからず。
祟り3、調子よく走ったら、高回転域でエンジンブスブスと不調。

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電気が来てないからバッテリー上がりだと思って、点検しようとボンネット開けたら
パッ!とトランクルームランプが点灯して、急に電気が復活。
もしくは、バッテリーかな~?って端子の辺りを触り触りしたら、急に復活?。
もしくは何もしてなくても普通に復活などなど

まさに狐につままれたような気持ちになります。

 

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911のバッテリーはトランクルームのマット下。
(画像は993品番のバッテリーアースケーブル 後述)

 

CIMG2186.JPG

どうやらバッテリーのどこかで接触不良してるみたいで、断線状態が起きるみたい。
ではどこで接触不良?
あやしい箇所は端子付近かバッテリーケーブル。
964のケーブルは銅線むき出しのネジネジねっじってあるタイプ。

 

CIMGhi2187.JPG

このケーブルの配線と端子のカシメ付近があやしいね。
どうもエンジンかかってる時に熱持つし。
と言うことで、各所電圧を測ってみたら電圧降下してる。接触抵抗があるってことね。
どうやらあるとき突然、断線状態が起きることが推測できました。

 

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断線症状がある時でたら、バッテリー上がりみたいになるし、走行中になれば
オルタネーターだけの電気で走ることになるので、交差点で停止中のアイドリング付近では
発電もままならないからエアコンONでウィンカー付けて、
ブレーキランプ点灯してると、当然エンストして始動もしない。
高負荷時には燃料ポンプの力も足りず、点火の威力も落ちてパワーダウンもツジツマ合うね。

 

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そんな時は、ケーブルのカシメ部分にハンダを流し込むと効果絶大で、接触も回復。
(画像のケーブルは964RSのタイプ)

 

バーナーであぶってトロ~と充填。当然バッテリー側もボディー側も。

ちなみに、ケーブル新品交換だと964品番パーツで 1575円、
ちょっと長くて黒い被服が付いてる993品番だと 1995円

ハンダする作業料考えたら新品交換のほうがお徳かな?(笑)


狐の祟り?と思う前の対策を行うも良し、一度バカされてみるもの良し。

 

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あまり乗らないからバッテリーカットスイッチ付けたいって人は参考に。
ケーブルとスイッチが一体になってカシメもハンダ付けされてる商品もあります。

 

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純正RSタイプのカットスイッチは少し高価。 

 

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クルっとダイヤル回すだけのものは格安です。964や993に付けるにはスペース的にちょっと
工夫が必要ですよ。
 
 
おだいじに!